ユーザーエクスペリエンス(UX)を意識したホームページとは?

ユーザーエクスペリエンスを意識したホームページ制作

ホームページを客観的に評価する際には、「見やすさ」「分かりやすさ」「使いやすさ」といったユーザーにとっての利便性に焦点が当てられることが多くなってきました。デジタル端末の使いやすさや利便性のことをユーザーインターフェース(以降UI)と言います。

また、最近になってやっとUIを越えて「ユーザーがホームページを通じて何を体験するのか?」というユーザーエクスペリエンス(以降UX)を大切にする考え方が浸透してきました。

UI、UXという言葉に馴染みのない方もいると思うので少し噛み砕いて説明します。まず、UIについてですが、従来はホームページを使って「ユーザーにどう情報を届けるか?」という発信者主体の考え方が主流でした。どうすればスマホでも見やすくて分かりやすいUIにできるかが問題だったのです。

それが今ではホームページを使うユーザーを中心に考え、「ユーザーにどういった体験を提供するか?」を追求していく形になってきました。デジタル端末のUI設計の基礎理論が固まってきたきたのと、「モノで溢れた社会では価値ある体験が求められる。」というマーケティング3.0の考えが浸透してきたからだと思います。

ユーザーはモノを買うのではなく体験を買う時代。インターネットを通じてどういった体験を届けるか? が日々模索されています。

ホームページにおけるユーザーエクスペリエンス(UX)とは?

ホームページのユーザーエクスペリエンスとは?

UXは、「User Experience」の略語で、1990年代にドナルド・ノーマン氏がUXを定義したことを発端として世の中に広まってきました。日本語でUXは、「ユーザー体験」という意味になります。当時、Webの世界はまだWindows98辺りの時代のようですから、どう使えば良いかを模索している段階でUXを考える余裕がなかったようです。

(とはいっても、UXの重要性が今になって叫ばれるのは遅過ぎる気がしますが….(笑))

モノで溢れた社会では、物質的な豊かさではなく心の豊かさが求められており、「何を」提供するのかではなく、「どんな体験」を提供するのかが重要になってきています。少し表現が難しいかもしれませんが、ノーマン氏のUXの定義を載せておきます。

『以下に、D.A.ノーマン博士の定義を記しておく。

ユーザーエクスペリエンス—我々の定義 「ユーザーエクスペリエンス」は、エンドユーザーと「会社、会社のサービス、商品」の相互作用の全ての側面を含んでいる。

第一の要件は、混乱や面倒なしで顧客の的確なニーズを満たす事。
第二の要件は、所有する楽しさ、使用する楽しさを生み出す「簡潔さと優雅さ」である。

真のユーザーエクスペリエンスは、顧客が欲しいと言うものを与えたり、チェックリストに載っている機能を提供するだけでは十分ではない。提供するサービスや商品において、クオリティの高いユーザーエクスペリエンスを実現するためには、
「多角的な専門分野のサービス」のシームレスな結合が必要である。それらの分野とは、エンジニアリング、マーケティング、グラフィックデザイン、インダストリアルデザイン、インターフェイスデザインである。』

Unix Design Office,inc|ux-02ユーザーエクスペリエンスの定義より引用

UXは、ユーザーが特定の製品やサービスを使った時に得られる体験全体を指しており、人間が体験するすべての事象を対象にしているとも言えます。よって、ホームページにおけるUXは、「ホームページを利用するユーザーが体験すること」となります。ノーマン氏によると、質の高いUXを届けるにはマーケティングをベースとしたデザインが必要なようですね。

忘れてはならないのは、「価値があるから、ユーザーが価値を感じる。」のではなく、「ユーザーが価値を感じたから、価値がある。」という点です。どんなに価値があってもその価値を感じてもらえなければ、価値がないも同然です。UXの考えを中心に置くことで「価値を体験してもらう」ことを大切にすべきなのが分かると思います。

ユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェース(UI)の違い

UIとUXの違い

UXについてまだよく分かってない方もいると思いますが、UXはUIとの比較でより理解しやすくなります。UIは、「User Interface」の略語で、ユーザーとシステムを繋ぐ「接点」や「表現方法」のことです。簡単に言ってしまうと、「ユーザーが特定の製品やサービスを使う際の、使い勝手」のことを指します。

良いUIは、直感的にシステムの使い方が理解できるようデザインされた(インターフェース)であり、快適にシステムを扱うことができます。反対に悪いUIは、システムの構造が分かりにくく、利用するのにストレスを感じてしまう構造をした(インターフェース)のことです。

ホームページのUIについて考えてみると、「瞬時にホームページの使い方が分かり、快適に欲しい情報を見つけることができる」のが良いUI。「メニューボタンの位置が分かりにくい」「カテゴリーの分け方が不適切」など、どこに何があるのか分からずイライラするものは悪いUIと言えます。

UIは、「ユーザーが特定の製品やサービスを使う際の、使い勝手」のこと
UXは、ユーザーが特定の製品やサービスを使った時に得られる体験全体」のこと

つまり、UIが製品やサービスを利用する際の機能的な側面を表す概念であるのに対し、UXは製品やサービスを利用して得られる体験(ベネフィット)を指しているわけです。

包丁で野菜を上手く切れないと、ちょっとしたストレスを感じますよね。製品やサービスの使い勝手が良くなければ(UIが悪ければ)、ユーザーはストレスを感じる(悪い体験を得る)。日常的な出来事で考えてみると、良いUXには良いUIが欠かせないことが分かるかと思います。

ホームページはUIよりもUXを意識すべき

UXのためのUI

人々が当たり前のように使う道具が使いやすいというのは「当たり前」のことであり、常に使いやすさの先にある「何か」が求められています。その「何か」は、「楽しい」「気持ちいい」「ワクワクする」などの「体験」のことです。

もちろんこれはホームページの世界にも当てはまり、使い勝手が良いのは前提として「良き体験」を得られるホームページが必要とされます。

具体的に言うのであれば、ホームページをパソコンで見てもタブレット端末やスマホで見ても快適に使うことができ、「このホームページに出会えて良かった」と思ってもらうことが大切になってきています。

体験をデザインするということ

ホームページのデザインと聞くとつい「見た目の良さ」に目がいきがちです。しかし、その奥に潜む機能面での「使いやすさ」、そしてホームページを利用することで得られる「体験」に目を向ける必要があります。

見た目はカッコ良くても、グッと来る「何か」がなければ、周囲の情報に埋もれて忘れ去られてしまうのです。

なので、ユーザーの心を動かすホームページを制作するためには、「体験」を意識した「見た目」や「機能」をデザインしていくことになります。そのためには「何を体験してもらいたいのか?」という情報を発信する側の意図がなければ始まりません。

また、企業がホームページを活用する上で忘れてはならないのは、「体験をどう仕事に繋げるのか?」というマーケティング戦略です。どんなに面白いホームページができても、仕事に繋がらない内容では意味がないですからね。

UXを意識したホームページを作るためには…

UXを意識したホームページ

ここまででUXの必要性は少し分かっていただけたと思いますが、どうすればUXを意識したホームページを作ることができるのでしょうか?(企業が制作会社にホームページ作成を依頼すると考えていきます。)

そのカギは戦略にあります。

ホームページの戦略とは即ち企業のWeb戦略のことですが、戦略を構築するためには企業のことを詳しく知ることが大切です。企業の強み、弱みなどを知らなければ、その企業に最適なホームページを作ることができないからです。

ホームページはインターネット上で企業とユーザーを繋ぐ役目を果たします。価値ある体験を届けて、戦略的にホームページから成果に繋げていきましょう。

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