良くあるWebマーケティングの誤解と正しい基礎理解のススメ

Webマーケティングとは

「マーケティング」という言葉を聞いたことがない方はいないと思いますが、その意味を正しく理解している人はそう多くありません。

あなたは、「マーケティングとは何か?」と聞かれたらどう答えますか?

  • 商品・サービスを企画すること
  • 市場調査をすること
  • 広告などで販売促進すること

こういった答えが良く聞かれます。これらは間違ってはいませんが「マーケティングとは何か?」という質問に対して正確な回答ではありません。

世界的権威の経営コンサルタントであるピーター・ドラッガーは、マーケティングについてこのように述べています。

『マーケティングの理想は、販売を不要にすることである』マネジメント【エッセンシャル版】:ピーター・F・ドラッカー

つまり、「売り込みをかけなくとも自然と商品が売れる仕組みを作ることこそが、マーケティングである。」ということで、多くのマーケッターは、このドラッガーの考えをマーケティングの本質的概念であると考えている気がします。

マーケティングを最もシンプルにで表すとしたら、「(商品やサービスが自然と)売れる仕組み作り」であるとも言えますね。

ネット上には様々な定義が掲載されており、いくつか紹介しておきます。

『マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。』Wikipedia

『公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動』日本マーケティング協会

カイロスのマーケティングブログにまとめが掲載されています。『16のマーケティングの定義を集めました

では、Webマーケティングとは何なのか

あなたは、Webマーケティングをどのように認識していますか?

マーケティングという言葉以上にその意味を正しく理解している方は少ないのでしょうか。実際、Webの仕事に携わっている人間の中でも間違って理解している人も多いです。

  • Webからの集客を増やすこと
  • Webのアクセス数を増やすこと
  • Web広告などで販売促進すること

良くこのように回答される方がいますが、これもまた正確な回答ではありません。確かにアクセスや集客を増やすことは大切ですが、例えばネットショップでアクセスが増えたところで誰にも購入してもらえなければ無意味ですよね。

Webマーケティングを行う企業として有名なferretさんは、『Webマーケティングとは顧客との関係づくり』と表現していますが、このように専門企業のブログでもおかしいと思われる定義を書いてしまうほどです。(追記:ferretではどこからかご指摘があったようで、Webマーケティングを「Webを中心に行われるマーケティング」といった形で表現するようになりました。)

これだと、マーケティング自体が「顧客との関係づくり」のためのものにも見えてきてしまいますよね。

(専門用語に対する定義が、言葉の意味を無視して適当に付けられているのはなんとかして欲しい。狭義とも言えないほどの「部分的な目的」をその言葉の確かな「定義」のように表現してしまうのは間違いだと思います。)

それはさて置き、Webマーケティングとは何なのかというと、その名の通り「インターネット技術を応用したマーケティング手法」です。ここから細分化した目的や手法があるだけで、Webマーケティングの定義としてこれ以上の意味合いを持ってくる必要はないかと。

マーケティングという言葉を使わずに表現するとしたら、「インターネット技術を応用して(商品やサービスが)売れる仕組みを作ること」ということになります。

Webマーケティングの中にも様々な手法がありますが、一般的にはWebサイトを中心として「見込み客にWebサイトに訪問してもらい、商品やサービスを購入するアクションをどのようにとってもらうか?」がWebマーケティングでやるべきことになります。

なお、Webで完結させる必要はなく、現場との相乗効果を狙うことも大切になってきます。

 

従来のマーケティング手法との違い

最後にWebマーケティングが従来のマーケティング手法とどのように違うのかについて見ていきます。

低予算で始められる

Webマーケティングでは、調査、市場テスト、広告・プロモーション、顧客とのコミュニケーションに至るまで、リアルに行うよりも格段に低コストで実施できます。そのため、小さな企業でもWebを使ったマーケティング施策に取り組み、ときには莫大な成果を上げることもあります。

例えば、検索エンジンからホームページにアクセスを集めるSEO対策であれば、費用を一切かけずに集客を行うことができます。Webマーケティングは、大小関わらずどんな企業でも取り組むことが可能です。

時間がかからない

Webマーケティングでは一連のマーケティング施策を、意思決定から実行、効果想定までハイスピードで行うことができます。少人数で運用でき、ユーザーからの反応を見ながら(広告を出稿すれば、たった数時間で反応がとれる)、仮説検証をして効果的なPDCAサイクルを回していけます。

戦略的なWeb施策を行う企業の成長スピードは非常に速く、最小限の時間で最大限の成果を狙えるます。

詳細なユーザ分析

Webでは、あらゆるデータを取得・計測できる上、データを分析するためのツールも数多く提供されています。リアルでは数値化が難しい消費者の行動を検証したり、パターン化することもできます。

顧客との関係づくり

消費者自身の情報発信が用意なWebにおいては、企業と消費者は双方向のコミュニケーションが可能となります。そのため、顧客管理、顧客関係管理を指すCRM(Customer Relationship Management)という、消費者のニーズを把握し、長期的な消費者との関係性を築く戦略が重要となります。

ターゲットを絞ってアプローチできる

不特定多数を対象としたマスマーケティングが成熟市場では機能しにくくなる中、Webでは場所を問わずニッチな消費者や、消費者1人1人に対するきめ細やかなマーケティングを可能にします。パーソナル・マーケティング、One to One マーケティング、リコメンデーションと言われます。

例えば、リアルな場に自分のお店を作るとしたら、お金も時間も労力も相当かかりますが、ネットであればものの10分で自分のお店を作ることが可能です。お金もほとんど必要ありません。全国に販売も出来るし、アクセス解析なども出来てしまいます。

デメリットとしては、

  • 売り手の顔が見えないので信用されにくい
  • きちんと運営しても信頼されるまで時間がかかる
  • 匂いや味、手触りなどデジタル化しにくい情報が伝わりにくい

といったものがありますが、リアルな場でのマーケティングと上手く組み合わせていくことで、最大効用を狙うことができます。

ネットユーザーの多くは、リアルな場だけではなかなか知り合うことのできない人たちです。そのようなユーザーにアプローチできるということは、販路拡大に繋がりやすく、Webマーケティングを利用するのは事業拡大に欠かせない施策となっています。

まとめ

マーケティングやWebマーケティングの定義について誤解していたことはありましたでしょうか?

マーケティングとは、「売れる仕組み作り」
Webマーケティングとは、「インターネット技術を応用した売れる仕組み作り」

言葉の定義に関しては、どんな言葉も様々な定義があって一概に何が正しいのかは言えませんが、この定義を間違っている言われる方はほとんどいないのではないかと思います。

マーケティングの定義については色々と調べてはみましたが、これ以上に良い定義があればぜひ教えてください。

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